カテゴリ:ベイシック・奏法 > 準備をして弾く

https://youtu.be/i5K03e4uj34
2010/05/08 に公開


もうひとつ準備をして弾くということにつきましても少しつっこんで解説しておこうと思います。
まず、普通のハ長調のスケールを使って、最初に弾いてみます
この右と左の動きをですね、まず皆さんで見て確認をして、それから解説をしたいと思います。

ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド

普通に見えたと思うんですけれども
ひょっとして皆さんはこういう動きで練習してはいないでしょうか。

ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド

これは同時進行の音楽の作り方です
ドの音を弾くときに準備してドを弾きました
その間は指は何もしていません左はこのままです
そしてレを弾くときにレの準備をしてレを弾きます
この間、指は何もしていません
ミを弾くときにミの準備をして弾きます
一見当たり前のようですが
こうではありません。

ドの音を弾くということは
これはスケールですけども次、レに決まっているんですね
だからドを弾いたあとはもうレの準備がすでに出来上がっています
この間、音はしていません
ひたすら準備のために指は弦の上に停まっています
レを弾くということは次ミに行くと決まっていますので
レを弾いた途端にミの準備をしているんです
次の音の場所で待つ
これが準備をして弾くという意味です。

もう一度見てください

右も左もレの所に行って待っています
レを弾くと
ミで待っています

絶えず次の音で待っています
では、このことをですねアストリアスという曲でちょっと確かめてみましょう

asturias1


スタートの音を弾きます
するとすぐに右も左も
次の伴奏の音に準備が行っています
左手は何も押さえませんので実はこの間に空中を散歩するんですけども
便宜上、今、次の音の上で指は待ち構えています
そして開放弦、伴奏のシを弾きますと
次の音の準備を親指、右手親指左手薬指がします
これを弾くと次の伴奏の音を順便をしています。

では

という動きで
少し速く弾いてみます

これが曲をゆっくりと弾くという意味です
でも
もしかしたら皆さんはゆっくり弾くというのをこういうふうに思っているのではないでしょうか

これは声に出して言いますと
おーはーよーおー
と、ゆっくり喋っているようなものです
ゆっくり喋るというのは実は
おはよう ございます と喋るのがゆっくり喋るです。

曲はおはようございますの発音の
お は よ う
というのをゆっくりと練習すること
これが音楽ではまず、最初に誰もがやる練習なんですね
やがてそれができたら
おはようという1つのフレーズをそのままテンポを落とさずに練習します

そのフレーズとフレーズの間をゆっくりあける
これが実際にはゆっくり演奏するという意味なんですね
それらは実際に準備がしっかり出来るようになったら
すぐに理解できるようになります。

それではもう1つ実際の曲を演奏しますのでその準備の状態をですね
目で一度確かめてください。

パーセルのメヌエットを演奏
パーセル:メヌエット

1時間目終了です。


基礎連右手1基礎連右手2
基礎連右手3基礎連右手4
基礎連右手5基礎連右手図

基礎連左1

基礎連左2

基礎連左3

https://youtu.be/I1LvA7r3Rug
2010/06/28 に公開



49の技、今回は22番目から28番目になります
実践に役立つ技という副題があります

もうひとつ副題がありまして
優雅というのがこの7つの技の基本になっています

また例によって確認事項があります
これらの技をやるに当たりまして2つのこと
しっかりと訓練をしてください
それをなしでやってもわからないという強烈な内容ですので気を付けて聴いてください

それでは確認事項その1
左の準備が完全に出来ているか
同時進行してはいけません
必ず左の指は先行すること
こういうことでございます
ソルの練習曲9番でいつもこの話をします
わかりやすい題材です、まず左手を見てください
出始めの2つ3つの音でわかります
estudio9l

基礎5

もう1度やってみます
最初の音を弾きますと直ちに次の形が出来ています
これは右も左も同じです

これを弾きますと直ちに次の形が出来ております

これを弾きますと直ちに次の形が出来ております

今写っている左手の形は次に弾く音であるということです

弾いて感慨深くその音を見ているのはいいんですけども
ギターはポーンと鳴るとすぐに音がなくなります
どんなに自分が伸ばしたいと思っても簡単には伸びてくれない
ポーンと鳴るとピアノ、フォルテピアノになる
これはギターという楽器の音ですから基本的には弾いたら次の準備をします

これは単旋律でレガートな曲でも同じ
パーセルのメヌエット冒頭部演奏
次の音で待っている
次、次と行きます
これが行って待ってるという状況です
本当に大切な確認事項です
パーセル:メヌエット

もう1つあります
それはアルペジオ
前回アルペジオの型で団子型とかお皿型とか出てきましたが
右手を注意して見てください
基本はこの4本の指がとなりの弦
仮に薬指が1弦としますと2、3、4と指が順番に並んだときに
私は指が全て引っ付いています
単独の指で弾くのではなく手で、手首から先はひとつとなって動こうとしています

これを順番に弾いたとき団子型は登場します
次にimaは1、2、3弦なのですが親指を5弦にします
すると先ほど引っ付いていた指が少し離れます
この少し離れるということに対して少し敏感になってもらわないと話が前に進みません

引っ付いてるのも離れてるのも変わりないのは鈍感
芸術の話が出来ないです
中には離れていても近くであっても同じように弾く人がいると思いますが
それは鈍感になれというようなもの

親指が4弦から5弦に行くと少し間ができます
5弦を弾きますと親指が引っ付いて先程と同じ状態が生まれました
次、親指は弾かずに3本imaにバトンタッチをして分かれて行きます

この時にベースが鳴ってやや間があって最後の所でちょいっと間があって強くなるのがバーベル型
先程のは団子型です

今度は親指が6弦に行きます
ものすごく間が開きます
これは私にとって開きすぎで演奏するのが自分の中で不可能になっていますので
全部の指を引っ付けた状態、腕の状態で6弦に行きます
そして5弦に向かって親指を弾きます
それからおもむろに離れてima3本が1弦2弦3弦に移動して弾きます
これは爆発型になります
ベースをしっかり弾いて、この時は腕で弾いてます、親指を使って腕で弾いてます
で、移動して弾きます
親指で弾いて、弦を切るように弾いた後押し込みますとヘアピン型に変わります

この時点で最初の4弦に置いた状態が出来上がるのでそれを弾く

全ては親指と人差し指の距離でアルペジオのかんかくは出来ています
引っ付いた状態
1つ弦が開いた状態
2つ弦が開くというのはウルトラC、とても難しい技
私は出来ないので全体で持って行く、そんな感じになります

これが確認事項です。

estudio9r

https://youtu.be/LE4ybBE4VsI
2017/10/01 に公開




質問に答えて《グランソロ》より、出始め
https://youtu.be/1sT2NWxM59o


新しく質問コーナーを設けました


グランソロの出だしの1音目ですがこれから何が始まるのだろうという印象を受けます
ヘンデルのサラバンドやバッハのシャコンヌもDmコード
グランソロの場合はどんな感じで弾かれてますでしょうか


いい質問ですね
それぞれ全く違います、弾く方として
グランソロは質問での話の通りでDmコードを弾いてるだけです
とりあえず弾いてみよう
よく思い付かないから次も弾いてみよう
もう1回弾いてみよう、みたいな思い付きだけで弾いています

シャコンヌの場合はDmコードをグッと準備している
グッと力を入れてエネルギーをためて爆発させます
音が出る前に集中させる時間が長い

ヘンデルのサラバンドは1拍目ではなく2拍目の音
そこに力を入れるために1拍目がある
1つ目は確認しただけ
2つ目でグッと入れます

グランソロの場合はDmで思い付かないので変えてみるという話です
曲の始めは思いが詰まってますから大変良い質問だと思います

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