カテゴリ:曲・レッスン > テデスコ・プラテーロと私 春

https://youtu.be/e0urHxfq1XA
2017/08/02 に公開




次に春という曲の出始めをやってみます
ツバメ返しでございます

0:10 https://youtu.be/e0urHxfq1XA?t=10s
演奏

0:47 https://youtu.be/e0urHxfq1XA?t=47s
そんな感じでスタートするのですがオープニングの音を従来はこんなふうに弾いてました
0:57 https://youtu.be/e0urHxfq1XA?t=57s


ところが今はまず爆発する音でスタートします
1:11 https://youtu.be/e0urHxfq1XA?t=1m11s
ベースの爆発する音をミスしたのですけどもまだちゃんと会得しておりませんがこんな感じになりますということでございます

これに関しまして実は皆さんにどうしてもお話をしたいことがあります
ちょっと一旦切って頂けますか。

https://youtu.be/f10g9TMPWHk
2010/07/30 に公開


49の技、33番目 速度の工夫と名付けました
弾く速度は切実な問題です

速く弾きたくても弾けない、これはもうしょうがない

ある程度の速度で弾けるようになったら精一杯の速度で弾くのもあるが
速く弾けるならゆっくりも弾ける
ゆっくりと速いの間で遊んでみよう

一番最初に使う題材がテデスコのプラテーロと私から春
これの出だし
楽譜はこんなふうに書いてあります
春1

演奏

これを練習してある程度の速度を

演奏

私はこの速度では弾けないのです
今の方法をちょっと速くと言われても本当に弾けないのです

では速く弾けないではないか

発想を変えるとこれよりもはるかに速いのに動くという方法があります
今の部分は鳥がちゅんちゅん鳴いてる所です

春の詩では
朝のまどろみの中でいい気持ちで寝てたのに子ども達の声で起こされた
外の子ども達に怒ってやろうと窓を開けたら小鳥達が騒いでいた

今の旋律は何回も出てくるが最初は子ども達が大騒ぎしてるんだ!というイメージで弾こう
2回目は小鳥達で様子が変わるのです

その時に楽譜は
春1

演奏

と書いてある
これを速く弾いても子どもが大騒ぎしてるようには聴こえないと思います

そこで

演奏

大騒ぎをして
春1

演奏

こんなふうに解釈してみる
まるで音楽をぶち壊してるように聴こえると思います

演奏

それを練習して続けていくわけです

演奏

という感じになります
これを聴き比べると最初に私が弾けなかった速度よりはるかに速いと思います
さっきの速度で弾けなかったのはその演奏に発想がないからです
今の速度には発想が伴ってるのでその気持ちになったときに指が動く

これが速度というもの
速く弾けないと思っている人はその思いを置いといてそこに発想の力を持って行くと解決することが結構あるということを記憶してもらえばいいと思います


もう1つ速度の工夫の中には曲にストーリー性を持たせる
絵画的処理
1曲を1つの絵として見たときあなたはどう見えますか
風景として見たときどう感じるか

それぞれについて詳しく話すと30分ぐらいになるので1つヒントとして捉えて欲しいのは
風景として捉える、こんな曲があります

パーセルのメヌエット演奏
パーセル:メヌエット

これは別の技でも弾いてますが使い易い題材なので何回か出て来ます
メロディーは歩く道
ベースは山
和音は周りの雰囲気、空気、近くの景色
ベースは遠くの景色、和音は近くの景色、旋律は道と解釈するとこんな道があります

パーセルメヌエット単音演奏

遠くに山が見えます

ベース付き演奏

そこに近くの景色を入れてみます
パーセル:メヌエット

演奏

全体としてこう浮かび上がりました
自分達が道を歩きながら周りの景色を楽しんでいる
道がなければ楽しむことはできない

下を向いて歩くと景色を楽しめません
演奏者はメロディに酔ってはいけない
それは下を向いて歩いてることになりますので聴いてる方は楽しめない

これは心すべきこと
よくお目にかかるのはメロディに酔って弾くスタイル
はっきり言って見苦しい、聴き苦しい
それは演奏者の態度ではないです
聴き手がメロディに酔うのは構いませんが提供する方が酔ってはいけません
そうすると音楽が壊れてしまいます
これは心すべきことと心得てください

以上、速度の工夫です。

春1

春2

春3

春4

春1

春2

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